こむら返り 面白対処法 つづき

はなだ

 

体のある部位に青い三角形テープを貼ると、こむら返り(有痛性限局性筋痙攣)が改善するという不思議現象の続き。

前回の報告から症例を重ねた結果、青三角テープはかなり有効であるという認識に至る。

筋力テストでもプラスへの変化が認められた。

 

ただし、正しい形状・正しい場所に貼らなければ全く効かないようである。

鍼灸指圧師など経穴や筋骨格についての知識が無い方は、いきなり貼ることは難しいだろう。

それくらい微妙な位置のズレで大きく効果が異なってしまう事がわかってきた。

 

貼れば改善するという事で満足してしまうには、あまりにも謎が多すぎるこの方法。なにか法則性はないものかと、あれこれ調べてみるがはっきりしない。はっきりしないながらも、おぼろげな輪郭を追いかけている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現代的見地を無視するわけではないが、東洋医学的観点から考えると面白い。

それによると「肝は筋を主る」とされている(素門)。

肝は血を適切に筋に配分する事により、筋の運動を支配する。ここでいう筋とは、特定の部位ではなく、筋の運動と支持の機能を表している。肝が正常であれば、筋の運動機能がよく発揮されるということ。反対に肝の働きが損なわれると、筋が無力になったり、ひき攣れて痛くなったりする。また、筋の疲労は肝に影響を与える。

こむら返りは肝血虚(肝による血の調整機能失調状態)で起こる場合が多いようである。

 

東洋医学では内臓について、単なる体の構成部分ではなく、経脈とならぶ人体の生理的病理的現象や精神活動の中心となるものとして捉える。これは「蔵象」とよぶ。蔵は体内にある内臓を指し、「象」は外に現れる生理的病理的現象を指す。つまり内臓は医学的に説明されている臓器としての機能以外に、五官や筋肉などと密接に関係していると考えられている。これは臨床観察の集積からの考え方である。

 

筋疲労の場合、現代医学的観点では神経系統との連携がとれずに(ゴルジ腱器官のトラブルで筋収縮機能の変調。一回伸ばすとゴルジ腱器官の機能が戻るので症状が消える)攣るという説明が、東洋医学的には筋疲労が「肝」に影響を与え、それが筋のひき攣れを起こすと説明できなくもない。

 

太衝穴(肝)で筋を補す(青)ことにより、こむら返りを抑える事ができる、とも言えるのではなかろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

貼り方については、三角形の先端が太衝穴に重なるように上方向に。左右の辺が第1中足骨と第2中足骨を越えない感じで貼ると具合が良い。

色は青。赤・黄・白・黒・透明の各色のテープ(同一材質)で実験したが、どれも青には及ばない。この辺りが肝-筋-青・・などの五行にも当てはまり、東洋的に考えてみる材料にもなった。

     白テープでは効かない・