■70代のこころ

■祭りの後の後かたづけ
 この言葉は70代の方から聞いた言葉です。古稀のお祝いの時にポツリと漏らされました。
 「賑やかな祭りの後、人混みも途絶え、灯りも暗くなり、屋台を片づけている。皆帰り支度でだれも楽しそうにしゃべっていない。楽しかった60代が終わり、人生の集大成。どういう意味をつけようか。どうやってまとめ上げようか。人の道が気になり、身内をいとおしく感じ、すべてのものに優しくなれちゃう。
 時には人恋しくて誰かに話しを聞いてもらいたい。今までの人生で味わったことのない寂しさ。
 古稀とはうまいことをいったもので、ただ古くて稀なだけ。
 友達はみんなあっちの世界へ行っちゃったし、私がいなくなって、子供や孫はちゃんとやっていけるのかしら?
■何をやるにも億劫
 体も70年も使っていればガタもきますよ。
 最近は何をしようにも体がいうことをきかないし、気力もなくなってきたし、人の名前なんか大分前から出てこない。面倒くさいことは嫌いだし、何をやるにも億劫になってきちゃって。
 朝、ちゃんと目が覚めて、起きられることが嬉しくて、時々、『このままでも・・・』と思っちゃう。
 先の約束は怖くて出来ないし、今日一日無事に終わってくれることを願う。
 最近は色々な欲もなくなってきて、あるのは「食欲」だけ。
 お腹がすくともう我慢できない。
 自分の人生を振り返ることばかりで『いい時代だったなぁ。』と口癖で出てしまう。」
 とこんな事でした。もちろんすべての方ではありませんが・・・。貴方はいかがですか?

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