前頸部のコリを落とす一考察 (つづき) ムラタ
前回、前腕のコリに対する治療方法で、以前から目をつけていた【前頸部】に注目してみたが、今回は後頸から側頸部に対するアプローチで著効のあった治療例があったので紹介してみたい。
頭痛・めまい・耳鳴り・顔面部の痙攣・顔面神経麻痺などの患者さんを治療する機会が大変多かった時期がある。この時、効果があろうがあるまいが必ず用いていたのがいわゆる「天柱・風池・完骨」の三穴で、あまりにもベタな選穴だが当時はそれを許して頂ける環境があり、とにかく何の症状であれ患者さんに許して頂ければ、必ず刺鍼し、10〜15分の置鍼をしていたていた…。
前回、今回と治療目的にしている前・側頸部のコリに関して、当時から明らかな緊張の低下、コリの緩解は見られなかったように覚えている。又、前・側頸部のコリを標的にした治療もしていなかったと思う。そこでしばらく前から少しずつ試していることは、「自分が今まで診ようともしていなかった部分」「鍼を刺そうとも考えなかった部分」に可能性はないだろうか? ということで探っていった際、思った以上に結果が良かったPointがあったので報告したい。
単純に『頸肩のコリ』という患者さんからの訴えに対して、鍼を用いた治療でその訴えに答えようとする際に