| ある物を見たときに現れる病気のネットワーク |
| 東洋鍼灸院 田中俊男 |
| ある物を見たときに突然現れる病気のネットワークがある。本来カメラマンなのにdesk
workをさせられ、 |
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| 何時間も好きではない仕事を続けると思いもよらない症状が出てくる。本人気がついて手を打っていれば |
| いいが、ほとんどの人は病気が相当悪化するまで、どう手を打っていいのかわからないのではないか。 |
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| 患 者: |
♂ 30才 |
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報道カメラマン |
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| 主 訴: |
2か月ほど前より頚が痛み出し、左肩こりと全身の激しい疲労倦怠感。いくら寝ても疲れがとれない。 |
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| 診 断: |
病院にて慢性疲労症候群(Chronic
fatigue syndrome)かQ熱ではないかとの診断。 |
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| 初 診: |
左の足の三里に異常反応がでていて、治療するとすこしいいと言う。 |
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主訴の箇所に弱い刺激でも痛みが起こり何とも治療しづらい。 |
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今はツムラの41(補中益気湯
)のみ飲んでいるという。 |
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詳しく問診をしてみると、ここ2年ほど、desk
work に追われ、本来バイクで取材に飛び回っている |
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のが好きな性格なのに、未読mailに追われ、それが辛くて会社に出勤できないとのこと。 |
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| 治 療: |
体の中で何が起こっているかわからないので、「全身の状態とネットワーク」を調べた。 |
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1.足の三里のこりが気になったので、胃を調べてみるとやはりマイナス。 |
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2.胃の治療と足の治療で肩こりが半減した。 |
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3.ところがそこから一向に良くならず、「眼からの情報の違い」により何か反応しているのではと思い、 |
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事故の写真とコンピュータを見せてどう頭が反応するか確かめた。 |
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4.事故の写真を見せると、こりのネットワークがなくなるのに、コンピュータを見せるとこりの |
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ネットワークがでてくる。 |
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5.これではどうにもならないので、「会社やめて独立したら・・・」と話をしたところ、 |
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数ヶ月後に独立して体も回復し、全身倦怠感もなくなってしまったということです。 |
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| 考 察: |
病気のネットワークが出ていないときには調べようもなく、治療法もない。 |
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どんな条件を与えれば症状が出てくるのか、問診の場面で詳細に聞く必要がある。 |
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それを怠ると訳のわからない病名をつけられ、本人にいらぬ不安を与えてしまいます。 |
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仕事だからといってつらい環境にさらされ、病気のネットワークが出てきてどんどん悪化するケースは |
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相当多いと思う。 |
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自分の好きな環境で生きられるのは本当に幸せな事だと思う。 |
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