| 変化する腰痛と腹部運動鍼の考え方 | |||||||||||||||||||||||
| 東洋鍼灸院 田中俊男 | |||||||||||||||||||||||
| 状 態: | 腰の症状が次から次へと変化して、それに対応するために適切な治療をどう選択して治癒に導くか。 | ||||||||||||||||||||||
| 症状が変化する症例を体験したので報告する。 | |||||||||||||||||||||||
| 腰部運動鍼のみではなく、腹部にも応用して効果を上げたので考え方も合わせて報告する。 | |||||||||||||||||||||||
| 患 者: | ♂ 65才 | ||||||||||||||||||||||
| 会社経営 | |||||||||||||||||||||||
| 主 訴: | ゴルフで陽気が良かったために1.5ラウンドした後、右腰部に痛みを感じる。 | ||||||||||||||||||||||
| 既往歴: | 以前、膵炎で5年間入院 | ||||||||||||||||||||||
| 糖尿病(血糖値:150),少し高血圧 | |||||||||||||||||||||||
| 経過: | 状態 | 治療法 | |||||||||||||||||||||
| 右腰痛(L4-5),立っていて1時間で痛みが出る,便秘・下痢(−),下肢のしびれ(−),右中殿筋に痛み | 右足の三里に鍼,矯正 | ||||||||||||||||||||||
| 痛み→ | L4-5と中殿筋の反応点に鍼,右臍横に反応点あり,ベルト固定で前屈のみ楽,仙腸関節と右肩、腹部、右足の三里の複合型? | ||||||||||||||||||||||
| 痛み↓ | 右腹部と中殿筋にキネシオ | ||||||||||||||||||||||
| 新たな痛みを感じる,患部は狭くなったが痛みを強く感じる | 腹部の問題? 膵炎の治療を検討,腹部キネシオと腰に鍼 |
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| o-ringで膵臓のイメーシーング | 膵臓の周りに鍼(2寸5番)−深いところに硬結 | ||||||||||||||||||||||
| 腹部の鍼で軽い下痢 | 膵臓に鍼(寸3・2番),足の三里とふくらはぎ | ||||||||||||||||||||||
| → | 腰部運動鍼,治療後腰痛↓ | ||||||||||||||||||||||
| → | 腹部運動鍼をひらめく,治療後腰痛↓ | ||||||||||||||||||||||
| もう一息の感じ | 脚の内転筋と矯正,腹部運動鍼とキネシオ | ||||||||||||||||||||||
| 歩行30分で腰痛↓ | 腹圧↓,右腰に鍼 歩行のため足の三里に反応あり |
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| 1時間以上の歩行可能 | 前日、腰痛↑↑後に↓↓ 座っていて2時間で腰痛↑ |
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| 残りわずかな感じ | ネットワーク調べる−膵臓と前立腺−八味地黄丸勧める | ||||||||||||||||||||||
| → | 腹部の鍼 @膵臓の周りA膵臓の臓器代表点B右小腸反応点C前立腺 ダメなら膵臓か小腸にお灸 |
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| 残り3% | 階段↑↓辛くない,右腰に鍼−治療後↓ | ||||||||||||||||||||||
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| 考 察: | 腰痛の関連が変わる症例でおもしろいと思う。 | ||||||||||||||||||||||
| 普通は腰部に運動鍼をするが始めて腹部にも応用して功を奏した。 | |||||||||||||||||||||||
| やはり治癒が遅れたのは膵炎の影響が大きいと思う。 | |||||||||||||||||||||||
| すべてこちらの手の内を出し切って治癒までいった感じがする。 | |||||||||||||||||||||||
| 変化する腰痛に対して適切な対応が必要ないい症例だと思う。 | |||||||||||||||||||||||