| 腰痛の原因の分析と成功症例報告 |
| 東洋鍼灸院 田中俊男 |
| 解剖見学させていただいたときに、胸腰筋膜の堅さや腰椎周辺の構造を見て、「本来腰痛の原因は腰に |
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| ないのではないか」と思うようになり、その後の研究で下記の4つに絞り込めることがわかった。 |
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| 今回、それを証明すべくいい症例に出会ったので、報告する。 |
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| 患 者: |
S.N ♂ 37才 |
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長身,細身,高学歴 |
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エンジニア、独身、 |
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| 主 訴: |
高校より腰痛があり、6年前にゴルフでぎっくり腰をやって |
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鍼で2週間で治った。X-P;herniaなし。 |
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左側の腰痛が慢性となる。 |
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朝が硬い感じ、動くと楽、夕方には楽。 |
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前屈痛あり。 |
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下痢の時、腰痛↓,便秘で腰痛↑。 |
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| 初 診: |
背中を見て、膵臓と胆嚢の反応があり、外食と判断。姿勢の悪さや下肢の左右差もある。 |
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| 方 針: |
まず減食を指導。腰痛との関わり説明。 |
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| 2回目: |
食べる量を2/3にして腰痛↓を体験。背骨の動きが、flexible。 |
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右肩のこりは高校より鉛筆回しをずっとしていたとのこと。 |
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この時点で腰痛の原因を考える。 |
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腹 |
30% |
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右肩・腕 |
30% |
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背中のこり |
30% |
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その他 |
10% |
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| 3回目: |
腰痛→、お腹の状態変わらず、下肢のこり↓、食事に関して、食べる量から質の話。 |
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(繊維食など腸内滞在時間の話。) |
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腹 |
50% |
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右肩・腕 |
10% |
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背中のこり |
10% |
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下肢のこり |
10% |
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その他 |
20% |
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| 4回目: |
お腹の調子はいい。腹部の違和感2/3取れた。 |
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左腰部に500円玉ほどの核の部分がある。 |
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この核は次の所と関係がある可能性がある話。 |
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前脛骨筋,内転筋,股関節,肩関節,仙腸関節,首,頭部 |
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| 5回目: |
宴会が続き、胃経に反応(特に大腿四頭筋上)。 |
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中カンと足の三里の反応が強く、これにより腹の症状のほとんどは |
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胃ではないかと推察。 |
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胃の治療をする。 |
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| 6回目: |
今までで一番いい。胃経の反応消える。腸もいい。足の三里に皮内鍼。 |
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| 7回目: |
今までで最高。治療終了。 |
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冗談で、ゴルフをしたり、暴飲暴食、悪い姿勢でまた腰痛を起こしてくれ。 |
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そうすると本当の原因が良くわかるという話をした。 |
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| 考 察: |
今回は治療終了まで、主訴の左腰はほとんどいじっていない。 |
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この結果を考えると仮説ではあるが、腰痛はかなりの部分とばっちりを受けているのがわかる。 |
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本人談で「色々と治療を受けて受けたときは楽になったが結局戻った。今回みたいに腰を触らず |
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これだけ楽になったのは初めて。本当に腰に原因がないというのが良くわかった。 |
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今後も食事に気をつける。」 |
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腰に原因がなくて腰を治療するとやったときはいいが、そのあとで反動が出て、もみ返しのように |
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なることが多い。原因を見極める必要がある。 |
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